カウンセリングへの質問や疑問も
お気軽にカウンセリングルーム佐世保へ

テレビなどである「人生相談」は、現在クライアントが抱えている問題を「こう解決できます」と提示してくれます。主には、トラブルに対し、専門機関の紹介や解決策を提供します。例えば、離婚、DV、多重債務などの窓口の手続き紹介です。
しかし、クライアントさんの性格や内面性に触れることはほとんどないため、心の悩み相談とは違うものと区別してください。

世の中に、悩みのない人はいません。悩みがあるからこそ生きているのです。
しかし、その悩みを解決することが難しくなると、気力だけでなく、身体にまで様々な影響、症状が出てきます。
 
ストレスが、強くなると、めまい、不眠、さらに胃腸への負担、過食・拒食など、身体にかなりの悪影響をもたらします。
心と体は、共に大きな影響を及ぼしあっているといえます。
カウンセリングでは、心のケアに取り組みます。体が不調の時は、病院で診察しますが、カウンセリングは、カウンセラーが悩みやストレスの原因を知ることで、今、何が必要かが見えてくる作業をクライアントさんと一緒に進めていきます。

カウンセラーは、一歩間違うと「クライアントのよき理解者」として、友達のような錯覚を起こしがちです。心とは、それだけ繊細だからです。
 
カウンセラーはクライアントさんが自ら自立できることをサポートします。例えば、水泳選手が、監督の助言を受けながら自分の力で泳ぎきることと似ています。最初は一緒にプール内で指導を受けながら泳ぎながらも、最後は一人で泳ぎ切ることです。
独りで泳ぎきることができたら、カウンセラーの役目は終わりです。
 
自らが、自立しようという意志がない場合。そこには、「甘え」という友達感覚を維持したいという気持ちが邪魔をし、いつまでもクライアントさんの自立を克服させることができず、最終的にクライアントさんが辛い状態が続いてしまいます。
カウンセラーはクライアントさんのよき応援者であり、理解者でもありますが、状況に応じて、クライアントさんへの感情移入を遮断し、割り切れるように意識を修正します。
 
甘えが強くなると、カウンセリングと関係なく、カンセラーにメールや電話を四六時中入れ出します。カウンセラーも人間です。予定が入っている場合もあります。ルールを守って、予約をいれてください。緊急時は、可能な限り24時間対応していくつもりですのでご理解をお願いします。

まず、カウンセラーは、魔法使いや霊媒師などの特別な人間ではありません。
カウンセラーも普通の人間であり、基本は、人の心をそう簡単に理解できる人間でもないことを自覚しています。
 
ただ、カウンセラーは、人の心は複雑で、分析してこれが正しいという回答をだせないことを認識しています。そのために、カウンセラーは、あらゆる角度からクライアントさんへ寄り添い、カウンセリングによりクライアントさんが今何ができるかを共同作業で探していきます。 

まず、お断りになりますが、カウンセリングを受ければすぐによくなるという考え方は、持たないでください。
逆に、カウンセリングを受けることで、何かしっくりこなかったり、情緒不安定、症状になるなどの心の変化が現れることもあります。
 
それもクライアントさんによって、2回目、5回目など、どのタイミングで発生するかは分かりません。しかし、それは次へのステップでよい方向に向かうことが多くあることも、承知いただいていればカウンセリングを受ける際に少し楽にご理解いただけると思います。
 
ただし、すぐに楽になった。好転したからと自分の判断でカウンセリングを中止することも要注意です。まだ、根本的に原因が解決されることなく、気分的なものであったりする場合、心の悩みが結局解決されずに、繰り返すこともありえることもご理解しておいてください。

カウンセリングは1対1の作業です。そこには、時間の制約があること。予約のスケジュールがあること、カウンセラーも人間なので嫌なことは嫌だと感じることを予めご理解ください。
 
せっかく、お電話いただいたのに、接客中や移動中は電話にでれないこともありますので、留守電などを残していただけると助かります。また、カウンセリングルームは、急に予約なしにお越しになられても不在のこともあります。

急な相談や面談も予約やルールを守って落ち着いてご連絡ください。できるだけ、対応できるようにしていきます。
 
また、カウンセリングで上手くいかなかったり、無意識にカウンセラーに罵声を浴びせることもあります。それは、カウンセラーとの相性ではなく、クライアントさんが抱えている悩みの対象をカンセラーに置き換える（投影）という現象が起きることも承知しております。
しかしながら、クライアントさんの気持ちに添えない場合は、はっきりとカウンセリングをお断りさせていただくこともあります。