うつの症状、克服のセルフチェック

状況に応じて身体的要素がつよければ診療内科、さらに深刻な状況、症状であれば精神科の受診が望まれます。  

また、周囲の人がいつもと違う違和感、症状を感じたら、注意してサインに気づいてください。

さらに、うつの三大特徴は、「おっくう感」「憂うつ感」「不安・焦燥感」と言われています。

上記のような場合でも、カウンセラーは病気の診断はできません。うつの診断は、法的に医師にしかできないことをまず理解しておいてください。

そこで、うつへのカウンセリング受けてみたいと思われた場合、基本的には、まずは休養・服薬の指示を医師から受け、その後に医師からカウンセリングの必要性を判断してもらってください。
 
うつとは心の問題だから、カウンセラーに話を聞いてもらっていれば快方に向かうといった誤った自己診断を基に、自身で診断方法を決めるのは非常に危険な場合があります。
 
うつの場合、カウンセリングが逆にエネルギーが切れ、行動や思考、考える力の減退したクライアントのストレスに、大きな負担となる場合もあります。
 
しかしながら、不安や絶望を感じ、病院の治療に対して否定的になっているクライアントや、抗うつ薬の服用に対して懐疑的になっているクライアントに対しては、誤解や偏見、抵抗を解きほぐし、適切なケアを受けられるようにカウンセリングが有効な場合もありますのでカウンセラーにご相談ください。
 
うつの原因、症状は、クライアントの純粋な気持ちや生真面目さからくる、自分でも気付かない心の叫び（怒り）が多いのものです。その原因をカウンセラーと探しだし、カウンセリングで話して吐き出すことで苦しい気持ちを癒し楽にしていきます。 
 
状況により、カウンセリングの判断は、医師とクライアントの3者で信頼関係を築いてから進めていくことがあることも予めご了承ください。

WHO（世界保健機構）の2010年のデータでは、人口10万人あたりの自殺者数は

• 日本  6位…24人 ＜年間3万人＞ ※10数年連続
• 中国26位…13.9人
• 米国43位…11人

という結果がデータとしてあります。‘09年調査ですが、交通事故死亡者数は、日本で 4,914人 人口10万人あたり3.85人です。 約6倍の差があります。

 
以上のことから、法律の整備も行われていますが、改善されていません。
原因の関係で重要な精神障害は「うつ」と言われており、自殺の予防のうえ
でも、精神障害の発見と治療が必要とされています。
また、男性は女性の10倍という高さになっており、パワハラなどが原因でうつ
になる社会的背景も要因の一つではないかと考えられています。
 
アメリカでは、個人の心のバランスの自己管理のためにカウンセリングをうける
体制があり個人でカウンセラーを持つのが一般の生活スタイルになっています。
 
今後、日本でも、カウンセラーの役割が重要視されるものと思われます。